フライラインについて

激安ショップのフライラインについての話をします。

いわゆる中国製フライラインですね

なんてったって、その価格は魅力ですよね(汗)

一流メーカーの1/5くらいの値段で買えちゃうのですから(笑)

消耗品のラインはやはり安価に抑えたいものです。

しかし、いくら安くても使い物にならなきゃ話にならない。

半年もしないうちに被覆がヒビだらけとか、、、、、せめて一年くらいはf^_^;

当店でも、今一信頼できなくて仕入れに躊躇している状況なんですが、ひと昔前のような全く滑らずシュートしてもラインが出て行かないなんて最悪な事も無くなりつつあるので、おいおい少量づつ仕入れて様子を見ていこうと思っています。

さて今回はラインの伸びについてテストした事をお知らせしますねf^_^;

試験方法はカーテンレールに1.8メートルのフライラインを結び先端に20グラムのメタルジグを付けて、其処に500のペットボトルを引っ掛けて幾ら伸びるのかテストしました。

注)フライラインの癖をとるため一度ペットボトルを下げて、落ち着いてからペットボトルを外した状態で起点となるテール側のアイの位置に針金を合わせ、もう一度ペットボトルを掛けて伸びが止まった状態で計測してます。

 

テストラインは

  1. 中華ライン1 #4
  2. 中華ライン2 #4
  3. SAエアセルシュープリーム #5
  4. コートランド333 #6
  5. SAフローティングモノコア025 ランニングライン
  6. SAインターミディエイト025 ランニングライン

以上のラインに同じテストをして伸びを調べました。

中華ラインの1と2はブレイドコアですが、編み方、材質が違うのか解りませんが別のものです。

結果

  1. 中華ライン1 #4                                                                  92mm
  2. 中華ライン2 #4                                                                   32mm
  3. SAエアセルシュープリーム #5                                         68mm
  4. コートランド333 #6                                                       70mm
  5. SAフローティングモノコア025 ランニングライン   89mm
  6. SAインターミディエイト025 ランニングライン       72mm

計測は一度しかしておらず、SAモノコアを除いて有名メーカーのダクロン?ブレイドコアは70mm前後で伸び率は誤差範囲であろうと思える。

中華ライン1が一番伸びて92ミリメートルで約5.1%の伸びがあり。

最も伸びが少ないのが中華ライン2で32ミリメートルで1.7%だった。

各メーカーの被覆はSAが最も硬く→コートランド→中華ラインの順で柔らくなる。

ラインの柔らかさ故、シュート時にキンクし易い特徴が中華ラインにはある。

さて現在良く釣れるメバル釣りではアタリを明確に捉えるという点では中華ライン2は非常に良い結果を出しているのだが、反対に中華ライン1は一番の伸び率があり感度は期待できない。

その差は18メートルキャストして、約500グラムのアワセを入れた時に

92センチメートルと32センチメートルで60センチメートルにも及ぶ。

ストリップのアワセを入れた場合、90センチも引かないと500グラムの

フッキングパワーをかけられない事になる。

実際の釣りでは、こんなシンプルには行かないだろうが(汗)

 

ティペット切れ等考えると、伸びが無い方が良いとは一概に言えないが

感度、フッキングパワー、バイト時の初期刺さり等かなりの差ができると考えられる。

夏季のソウダカツオのフォールの釣りでは伸び率がフッキング率にかなり影響する可能性もありそうだが(汗)

一番伸びる中華ライン1は柔らかい被覆にも関わらず3か月の使用でPVCにヒビが出来てしまった。

おそらくコアの伸びにPVCが追従できない為だろうと思うが、SAのモノコアランニングとほとんど変わらない伸び率を考えると、

有名ラインメーカーとの技術的な差が出たとも言える。

しかしもっとも伸びなかった中華ライン2に関しては1年経った今でも、PVCの被覆には特に問題は見られないので充分使える物であると思える。

あとは何処までバラツキのない精度のある製品を製造できるかが疑問であるが(笑)

 

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